
1902年、日本では明治35年。
日英同盟が結ばれ、日露戦争へ向かおうとしていた時代です。
その頃、アメリカでは1894年創業のHEDDON(ヘドン)が、すでにプラグを使ったルアー釣りを展開していました。
当時の日本では「餌で魚を釣る」が当たり前。そう考えると、100年以上前から「魚を釣ることを楽しむ」文化がアメリカでは進んでいたことが分かります。

※さらにHEDDONについて詳しく調べていくと、2025年にはJFLCC編による『THE HEDDON SPOOK COLLECTOR’S GUIDE』も発刊されています。
オールドヘドンの魅力を、豊富な写真とともに楽しめるコレクターズガイドです。齋藤は今年購入しました。
ビッグバド誕生の背景

ビッグバドは単に「バドワイザーをモチーフにしたルアー」ではなく、もともとはバドワイザーの販促(ノベルティ)ルアーとして誕生したと言われています。1975年にヘドンのカタログに登場し、その後、アメリカのビールメーカーであるバドワイザー(アンハイザー・ブッシュ)とのプロモーション用ルアーとして展開されました
特に初期のビッグバドは、
●バドワイザー缶そのままのデザイン
●「Budweiser」のロゴ入り
●販促品として配布
という背景があり、現在ではコレクターズアイテムになっています。初期のノベルティモデルは非常に価値が高く、未使用品が高額で取引されることもあります。
また、海外のルアー史資料でも、
「Big Bud was originally a promotional lure」
(ビッグバドは元々プロモーション用ルアーだった)
と紹介されています。

※発売当時購入し、今でも大切に持っています
なので厳密に言うと、
●1975年にヘドンがルアーとして商品化
●バドワイザーのノベルティとして大ヒット
●あまりに釣れるので通常販売モデルとして定着
●後にライセンス問題でバドワイザーロゴが使えなくなる
●現在の無地ラベルや別デザインのビッグバドへ
という流れです。
古くからルアーをやっている方ほど、「ビッグバド=バドワイザーのノベルティ」という認識が強いですね。実際、オールドヘドン好きの間では赤白のバドワイザーラベルこそ本家ビッグバドという見方をする人も少なくありません。
次回は、そんな長い歴史を持つHEDDONの名作「ビッグバド」について、その特徴や魅力をもう少し詳しくご紹介したいと思います。
なぜ今でも釣れるのか?
その秘密にも迫ってみたいと思います。
